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2007年01月16日

タイムやCNNはどう報じたのか?海外メディアの「iPhone誕生」への反応

 2007年1月9日、ついにヴェールを脱いだアップルの新携帯電話「iPhone」。製品自体のインパクトも手伝い、日本の各メディアでも大々的に報じられたのは周知のとおり。一方で、海外のメディアやファンは、この衝撃の発表にどのような反応を示したのだろうか。発表後のお祭り騒ぎもひとまず落ち着いた今(とはいえ、「iPhone」というブランド名を巡る商標権争いはこれからが本番と言えそうだが…)、世界の反応を通して、改めて「iPhoneの誕生」という世紀のイベントを振り返ってみよう。

 まずは米国を代表するニュース週刊誌『タイム』のウェブ版をのぞいてみよう。ここでは、“アップルの新たなる使命”と題してiPhoneを紹介。iPodで携帯音楽プレーヤー市場を征服したアップルのスティーブ・ジョブズCEOにとって、携帯電話市場は次なる狙いとしては“理想的なターゲット”だと記事は指摘。昨年1年間で、現在流通しているiPodの10倍にもあたる約10億の携帯電話を消費者が購入したこと、およびアップルが08年度に計1000万台の売り上げを目標にしていることを引き合いに出し、「その(市場の)たった1%でももぎ取れば、黒のタートルネックをいくらでも自分のために買うことができるだろう」とジョブズ氏を皮肉りつつも、「iPodが携帯音楽プレーヤー市場に行ったことを、アップルの新たなiPhoneは携帯電話市場に行うことになるはずだ」と、iPhoneのマーケットでの圧勝を予測。「ほかの携帯電話メーカーにとっては不運だが、我々ユーザーにとっては良いニュースと言えるだろう」と、その誕生を歓迎している。

 また、機能の充実ぶりを評価する一方で、弱点も指摘。iTunes Storeから直接楽曲をダウンロードできないこと(パソコンからエクスポートしなくてはならないこと)、iPhoneとパソコンをワイヤレスで同期できないこと、ゲームが搭載されていないこと、そして電話としての使用が必然として求められること(そのためには携帯電話会社と契約しなければならないこと)を挙げている。

 一方、米国最大のケーブルTV局CNNのウェブサイトでは、“ハロー、iPhone”と題して、基調講演の模様を詳しくリポート。特にジョブズ氏が熱を入れていたというWebサイトの閲覧機能に関しては、「本物のWebブラウズを電話にもたらす、真の意味での革命」との氏の言葉通り、『ニューヨークタイムズ』紙のWebサイトをスクリーンにフルページで表示させ、従来の“スマートフォン”との違いを見せつけたことに触れている。また、グーグル提供の地図サービス「グーグル・マップ」機能のデモでは、画面上で会場近くのスターバックス・コーヒーを見つけ出し、さらにその場で電話をかけて「ラテ4000個をテイクアウトで」とイタズラの注文を入れるなど、スマートかつユーモアに満ちたプレゼンテーションであったことがうかがえる記事となっている。

 こうした好意的な記事の影響も手伝ってか、CNNのインターネット投票では、「iPhoneを購入するつもりがあるか」との問いに、「もちろん」と答えた人が約3割、「価格が下がれば」との条件付きで購入の意志を示した人が約4割と、約7割の人が購入に前向きであるとの結果が出ている。(ちなみにほか3割の内訳は、「複雑すぎる」と購入を見送る人が約2割、「わからない」が1割)。この結果からすると、iPhoneはアメリカのユーザーにもかなりの好感触と言えそうだ。

投稿者 YukoTakama : 2007年01月16日 14:58

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