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2007年10月26日
iTunes Storeで世界デビュー続々!iTunes担当ディレクターインタビュー
7月から9月までの3カ月でiPodを1020万台も売り上げ、ますます好調のアップル。iTunes & iPodの人気の秘密について、来日中のiTunes担当ディレクターのChris Bell氏(正式な肩書きはiTunes ワールドワイド・プロダクト&ミュージックマーケティング、ディレクター)にインタビューする機会を得た。
Bell氏がまず強調したのは、iTunes Storeの強みについて。
「iTunes Storeは世界22カ国で展開していますから、ローカルのアーティストでも、世界中で同時に曲を発売できます。」
確かに、CDで世界同時発売といったら、よほどの大物アーティストでなければ難しいだろう。だが、iTunes Storeなら、手軽にできてしまう。
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「例えば、日本のコーネリアスは(カリフォルニア州で開催された野外音楽フェスティバルの)Coachellaで注目され、米iTunes Storeでも人気が出ました。Gacktも世界22カ国で同時に配信を開始しています。」
アーティストが、国内だけでなく世界22カ国に向けて同時に楽曲を発表でき、ファンはその曲を即座に購入してiPodに入れられる。このグローバルな展開こそがiTunesの大きな魅力であり、強みだ。
・世界デビューしているアーティストは以外に多い!?
ワールドワイドで楽曲を販売するには、何か基準があるのだろうか。
「一部、権利処理などが難しいケースもあります。ただ基本的には、レーベルやアーティストが望めば、我々はいつでもOKです。」
そういわれて米国のiTunes Storeで「J-Pop」のジャンルをのぞいてみたら、「A」の項だけみてもAi Otsuka、Ami Suzuki、Aya Matsuura、Ayumi Hamasakiなどなど、メジャーアーティストがぞろぞろラインアップされている。すでに、かなり多くの日本人アーティストが海外進出を果たしていたようだ。ちなみに、イタリアやドイツ、スペインなどのiTunes Storeにも「J-Pop」というジャンルがあり、多くのアーティストが並んでいた。
iTunes Storeから人気に火が付いたアーティストもいる。例えば、レゲエアーティストの九州男は、まだ無名だったころにiTunesのレゲエチャートで1位を獲得。その後オリコンのインディーズチャートでも1位となった。米国でも無料の「今週のアーティスト」で紹介されたのをきっかけに売れたアーティストがいるという。
・実験的メディアから欠かせないプラットフォームへ
カタログ曲数も、大幅に増えている。日本のiTunes Storeは当初100万曲からスタートした。それでも当時としては驚異的な曲数だったのだが、現在ではなんと500万曲をそろえている。
「レーベルもアーティストも、はじめはiTunes Storeを実験的なメディアとしてとらえていました。しかし実績を積み重ねたことで、現在ではとっても新しいプラットフォームとして、重要なビジネスのひとつとなっていると思います。」
カタログ曲数が飛躍的に増えていることが、それを裏付けている。
・DRMがなくてもiPodは売れる
つい先頃値下げされたばかりのiTunes Plusについても聞いてみた。iTunes Plusの楽曲はご存じの通り、DRM(デジタル著作権管理)がかかっていない。つまり、これまでの楽曲とは違い、iTunes Plusの曲はiPodでもウォークマンでも、AACに対応しているプレーヤーなら再生可能なのだ。これはiPodにとって不利になのでは、と聞いてみると、
「iTunesとiPodというのはシームレスに連携しており、ベストな組み合わせです。ユーザーはDRMがあるからiPodを使っているのではなく、iPod自体がベストなプレーヤーだから、選ばれているのだと思いますよ。」
「さらに申し上げると、DRMフリーの楽曲が増えているのは、正しい方向に進んでいると我々は考えています。」
・iTunes Wi-Fi Music Storeはまだ第一歩
iPod touchやiPhoneで利用できる、iTunes Wi-Fi Music Storeは、現在音楽のダウンロードのみに対応している。なぜビデオダウンロードには対応したいないのだろうか。
「iTunes Wi-Fi Music Storeは、現在では音楽配信にインフラも含めて最適化してあります。将来的な話はできませんが、iTunes Storeだってはじめは音楽からはじめたのですから…。」
と、音楽に限定したのはあくまではじめの一歩、というニュアンスだった。最後に最近よく聞くアーティストを質問。
「日本だと、奥田民生が好きですね。アメリカのアーティストだと、最近よく聞いているのは…。Jason Falkner(元JELLYFISHで、今年4月にニューアルバムを発売)ですね。」
6月にインタビューしたAlex Luke氏もそうだが、日本のアーティスト名もスラスラ出てくる。やはり、iTunesやiPodは音楽好きな人たちが作っているんだな、と実感した。
投稿者 ToruIzumoi : 2007年10月26日 14:45
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