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2008年07月15日
行列16時間!キツかったけど、行って良かったiPhone 3G購入記
行ってきました!この記事の通り、僕はiPhoneを発売日に手に入れるべく、ソフトバンク表参道に並んだ。勝手な予想では夜から並べばラクラク手に入るはず・・・だったが、表参道は予想以上の激戦区。なかなかタフな一日だった。
発売日前日、7月10日夜。「日付が変わったら並ぶかな」と甘く見ていた僕の目に飛び込んできたのは、「行列が700人を超えました」というテレビの中継。あわてて家を飛び出して、原宿駅に到着したのが午後11時30分過ぎ。
そこで待ち合わせていた友人と落ち合い、行列の最後尾を目指して歩いた。友人から、「線路沿いを渋谷方面に伸びている」との情報を得ていたので、まっすぐ渋谷を目指した。しかし、行けども行けども列が終わらない。歩きながら焦りと後悔が胸中をぐるぐるとうずまく。最後尾にたどり着いたのは15分後だった。
列の最後尾は代々木体育館を通り越したあたり。僕の前に何人ぐらいいるのだろうか。800人?いや、1000人くらいはいるかもしれない。少なくとも1000台は用意している、なんてまことしやかなウワサが流れていたので、「まあ大丈夫だろう」と覚悟を決めて並ぶことにした。
あたりを見ると、そこかしこにスタッフの姿が見え、列を管理している。かなり用意周到だ。時折テレビカメラを構えた人が、強烈な照明を浴びせながら行ったり来たりしていた。
深夜2時を過ぎると、話し声も減りはじめ、だいぶ静かになった。僕も仮眠を取るため、控えめにレジャーシートを広げ、丸くなって横になる。アスファルトがゴツゴツして痛い。iPod touchで音楽を聞きながら、じっと時間が過ぎるのを待った。
午前4時過ぎ、あたりが明るくなってきた。この時間になると、6月といえども肌寒い。Tシャツ短パンにサンダル、と思いっきり軽装だったので結構こたえた。用意してきた文庫本を読みながら過ごす。
午前6時45分。表参道店でカウントダウンイベントがはじまる時間だ。遠く離れた僕のところまでは、いくら耳を澄ませても何も聞こえてこない。ケータイのワンセグでニュースを見ると、各局がiPhoneのイベントを取り上げている。行列を管理しているスタッフも一緒になってワンセグを見る。7時、ショップのドアがオープンすると、行列の中からも軽い拍手が起こった。
午前7時20分頃。ソフトバンクショップのスタッフがやってきて、クリアフォルダーを配って回る。フォルダーの中には申込内容を記入する用紙が入っている。しばらくすると、大勢のソフトバンクの係員がやってきて、ひとりひとりに用紙の書き方や注意点などを説明して回った。並んでいる間にプランやオプションなどをじっくり考えてもらい、少しでも受付をスムーズに進めようという配慮だろう。
午前7時30分過ぎ。いよいよ、列が少し進んで、興奮。それからも列は断続的に進むものの、動きは非常に遅い。感覚的には30分で10メートル、といった程度。徐々に日差しが強くなり、汗が噴き出す。
午前11時 炎天下。暑い。トイレや買い物に行くときは、近くの係員から時刻が書かれた「トイレチケット」を受け取る。すると、30分間だけ列を離れられるというシステムだ。これを利用してトイレや飲み物などの買い出しに行くのだが、並んでいる場所の周りにはトイレもコンビニもない。用を足して、買い物をして帰ってくると30分ギリギリ。それでもまったく列が動いていないこともあった。
午後2時頃。ようやく線路沿いを抜け出し、歩道橋を渡れた。一気に進んだのでテンションが上がる。が、ここからが長かった。ここに来るまでに黒の16GBが売り切れと伝えられていたが、ショップを目前にして「白16GBも売り切れました!」とスタッフが声を張り上げる。並んでから12時間もたってから「ご了承下さい」と言われても・・・。頭ではしょうがないのは分かっていても、ショックは大きい。皆、疲れとショックのダブルパンチで無表情になっている。
午後3時20分頃、待ちに待ったショップに入店。人でごった返す店内は1F、B1Fに所狭しとカウンターが設置されている。iPhone 3Gのためにカウンターを臨時増設したそうだ。
入り口では巨大iPhoneがお出迎え。iPhone 3Gの機能のデモ映像が流れているようだった。
地下のカウンターに通された。ここにもたくさんのカウンターが並び、大勢が手続きをしている。店内にいる全員が、iPhone 3Gだけを扱っているという状況は、すごい。
カウンターで、スタッフの方に朝書いた申込用紙を渡す。すると「白の16GBですね?」の言葉と共に、あっさり白い箱が登場。あれ、売り切れたんじゃなかったの?長い行列で疲れた心と体にうれしいサプライズだった。
プランや料金を確認しながら、手続きが進む。実際にiPhoneの箱を開封し、店頭のPCでアクティベートして手渡してもらうのだが、「箱を開封する」「最初に電源を入れる」といった作業はユーザー自身にやらせてもらえる。個人的には、そのあたりにこだわりは無いのだが、ユーザーの心を大事にしようという気持ちが伝わってきた。スタッフがiPhoneを触るときには必ず白い手袋をしていたのも、印象的だった。
手続きは遅滞なく進んだが、全国でiPhoneの登録が行われているので、システムの承認に時間がかかるそう。その待ち時間に、店員さんとiPhoneの話題で盛り上がる。スタッフも朝7時の開店からがんばっているそうで、お互い「お疲れさま」という感じだ。周りのカウンターもiPhoneの話題で盛り上がってるようで、スタッフもお客さんも全員がちょっとテンション高めでアットホームな雰囲気。
午後16時前、ようやく手続き終了。iPhoneを手に、晴れ晴れとした顔で店を出た。店の前の行列も、だいぶ短くなっている。もちろん全然見知らぬ人たちだが、16時間近くもほぼ同じ場所で、同じ様なことをしていた人々だ。妙な連帯感を覚え「がんばってください」と声をかけたくなってしまった。
表参道店に大量入荷するという僕の読みは、たしかに当たっている面もあるが、並ぶ人の数を甘く見すぎていた。ただiPhoneを入手するだけなら、有楽町や秋葉原の量販店に並んで整理券をゲットするなど、もっと効率のいいやり方はあっただろう。表参道に並ぶという作戦は、結果的にかなり時間がかかり、体力的にもなかなかタフなものだった。
だがここに並んだおかげで、iPhoneが上陸するその瞬間を、大勢の人たちと一緒に現場で体験できた。携帯電話というプラットフォームが大きく進化した瞬間だ。何年もたってから「携帯電話はあのときに大きく変わったんだなあ」と感慨を込めてこの日を振り返ることができるはず。いい経験をしたと思う。
最後に、ジャーナリストの林信行(nobi)さんが、この日の体験やストーリーをみんなで共有しようと呼びかけている。その名も「080711」ストーリー・プロジェクト、だ。この日の体験をBlogに綴った方は、ぜひnobiさんのBlog記事にトラックバックしよう。Blogの無い方はコメント欄に書き込んでもいい。既にたくさんのトラックバックやコメントが集まっているので、それを眺めるだけでもいろいろなストーリーを楽しめる。
投稿者 ToruIzumoi : 2008年07月15日 03:00
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