がんナビ
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がんの告知を受けた後、職場の人に病気のことを話すべきなのか、話すとしても直属の上司だけにするのか、同じ課の人すべてに話すのか、迷う方も多いと思います。なかには、病気のことを言ったら大事なプロジェクトから外されるのではないか、閑職に追いやられるのではないかと心配して相談に来られる方もいらっしゃいます。 がんの治療はほとんどの場合、入院したり自宅療養が必要だったりして1週間以上仕事を休まなければならないことになりますし、入退院を繰り返すこともあるでしょう。そういったことを考えると、上司や一緒に仕事をしている同僚には、病気のことを話して理解と協力を得たほうがよいでしょう。 職場の何人かに話せば、いずれ、たくさんの人が病名や治療内容を聞いてくることが予想されます。何か聞かれたとき傷ついたりしないように、どう受け答えするか事前にストーリーを立てておきましょう。家族を相手に練習しておくとスムーズに受け答えができます。 一方、「がんになったのは仕事のストレスが原因ではないか」と考え、今の会社を辞めたいと悩んで相談に来る方もいらっしゃいます。しかし、仕事を続けたから再発するというわけでもありませんし、気持ちが混乱したり絶望したりしている状態で結論を出せば後悔することになりかねません。治療を終えて職場復帰して落ち着いてから考えましょう。 治療のため仕事を休む場合には、有給休暇を使うこともできますし、足りない分は病気休暇を取ることで乗り切れます。病気休暇を取るには診断書の提出が必要です。休業補償として給与が出ない場合、社会保険に加入している会社員や公務員であれば、傷病手当金の給付を受けることができます。給付額は標準報酬日額の60%で、休みはじめて4日目から支給されます。給付期間は、発病が確認された日から1年6カ月までです。詳しくは、会社の総務課や加入している健康保険組合などに問い合わせてみてください。 さらに、職場復帰についてですが、退院後、職場に戻っても、急にフル回転で働くことは避けましょう。心身共に参っているので以前のような力を発揮できずに閑職に追いやられたり、急に頑張りすぎてうつ病になってしまったりするケースもあります。そうならないためには、図のような復職プログラムを組むことが必要だと思います。また、不景気な会社などでは、病気を理由に強行に退職を迫られるといったこともあるようです。不当な扱いを受けていると感じたときは、公的な窓口に相談することも考えましょう。 職場の許可が得られれば、休職期間中に半日から1日勤務を試してみることをお勧めします。可能なら復帰後も短縮勤務を取ることを検討し、残業やアフター5の付き合いは免除してもらいましょう。職場に産業医がいれば、事前に相談することで、職場内の理解が得られやすくなると思います。ハローワークでは病気後の復職相談を行っていますので、そういうものを利用したり、患者会の患者同士の情報交換のなかで職場復帰の知恵を得たりしてもよいでしょう。徐々に仕事に復帰するという点では、自営業の方や派遣社員、パートで働いている方も同じです。 病気は人生のターニングポイントです。治療と仕事の両立を考えなければならないこともありますが、焦らず気長に構えるようにしましょう。(F) ![]() |
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*社会保険庁ホームページ(傷病手当金制度について)
http://www.sia.go.jp/seido/iryo/kyufu/kyufu07.htm *『がん 自分で選び、決定するために』 (アメリカがん協会編集、細谷亮太監訳、保健同人社) *『がんと心』(岸本葉子・内富庸介著、晶文社) *『退院後のがん患者と家族の実践ガイド』(日本ホスピス・在宅ケア研究会編、プリメド社) *ハローワークインターネット http://www.hellowork.go.jp/ |













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