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Column
人材開発担当者はこのWebサイトをチェック!
北村士朗
2006.07.10

さまざまな「こころの病」を知るサイト

北村士朗

熊本大学大学院 社会文化科学研究科 教授システム学専攻 准教授
※執筆時の情報をそのまま掲載していますので、一部リンクが繋がらない場合がございます。予めご了承ください。


さまざまな「こころの病」を知るサイト
前回は、メンタルヘルスと「うつ」を知るサイトをご紹介しました。今回も関連して「こころの病」を知るサイトをご紹介します。

吉冨薬品株式会社の「こころのencyclopedia」(http://www.yoshitomi.jp/kokoro/index.html)はその名のとおり、さまざまな「こころの病」についての情報が掲載されています。
「こころのencyclopedia」

「「初心者用オンライン講座」(http://www.yoshitomi.jp/kokoro/shosinsha/index.html)のコーナーでは、うつ病の他、不眠症やナルコレプシー(居眠り病)、アルコール依存症といった病気に関して、「はじめに」(病気の概要)、「主な症状」「考えられる成因」「正しい治療のために知っておくこと」(薬の効果、副作用、種類)「経過と予後」「再発」(再発の可能性と予防策)「ご家族の方へ」(どのようにサポートするか。べからずは何か)といった項目を追いながら学習できるようになっています。この「初心者向けオンライン講座」は、ある意味とてもシンプルな形のeラーニングとも言えますので、その面でも参考にもなるでしょう。

また日本イーライリリー株式会社は患者向け統合失調症情報提供サイトとして 「Schizophrenia.co.jp」(http://www.schizophrenia.co.jp/)を開設しています。
「Schizophrenia.co.jp」

こころの状態をチェックするサイト
メンタルヘルスの状態をチェックできるサイトもあります。

「メンタル・ナビ」というサイトには「こころの健康チェック」(http://www.mental-navi.net/public/index.html)という診断ツールが用意されています。
「こころの健康チェック」

このツールでは、うつ病、統合失調症、アルツハイマー型痴呆の可能性をチェックできますが、秀逸なのは「本人用」「ご家族・ご友人用」の両方が用意されている点です。上司や先輩、同僚などが「最近様子が......」と気に掛かる人の状態をチェックする際などに使えるでしょう。

日教組のサイトにも簡単な 「うつ度」判定ツール(http://www.jtu-net.or.jp/cgi-bin/selfcheck/e-selfcheck.cgi)が用意されています。
「うつ」度判定ツール

学校では生徒のメンタルヘルスだけでなく、さまざまなストレスにさらされている教員のメンタルヘルスも問題になっているそうです。

また前回紹介した「こころのくすり箱」にも「うつ病自己チェック(http://utsu.jp/selfcheck.html)が、UTU-NETにも「こころの病気のセルフチェック」(http://www.utu-net.com/self/index.html)が用意されています。

これらのサイトの使い方
これらのサイトは、人材開発担当者や人事担当者としてメンタルヘルスに関しての情報を得、理解を深めるために有益ですが、同時に、社内でのメンタルヘルス啓発にも活用できるでしょう。

こころの病も他の病気と同様に早期発見が大事です。今回ご紹介したサイトを見てもらうことで、社員本人が早めに自分のメンタルヘルスが損なわれていることに気付き、早期の治療開始に繋がるかもしれません。

また、病理的にも社会的にも回復するためには周囲のサポートが不可欠です。こころの病を患った人がいる職場の人々、特に上司にもこれらのサイトを活用してもらうことで、メンタルヘルスケアやこころの病を理解し、予防や回復のサポートに繋がっていくでしょう。

たとえば、メンタルヘルスに問題を抱えているかもしれない部下を持つ上司から相談を受けた際にこれらのサイトを紹介、職場のメンバー全員にさりげなくこれらのサイトを見てもらうようにし、メンタルヘルスチェックをしてもらうことで、本人の気付きや受診を促したり、こころの病を理解してもらうことで周囲の理解やサポートの助けを引き出すことも可能になるかもしれません。

なお、言うまでもないことですが、これらサイトの活用も含めたメンタルヘルスケアを社内で展開するにあたっては、精神科医や産業カウンセラーなど専門家からアドバイスを得ることをお勧めします。
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著者紹介:北村士朗
熊本大学大学院 社会文化科学研究科 教授システム学専攻 准教授
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大手保険会社において、eラーニングや教材のデザイン・開発・インストラクター、ファシリテーター、企業内/社会人教育全般の調査研究などを担当。2005年8月に熊本大学に移籍し、eラーニングの専門家を育成する大学院の新設(2006年4月開講)に従事し、現在は同大学院で教員として企業内教育やインストラクショナル・デザイン、eラーニングに関する科目を担当している。著書に「ここからはじまる人材育成」(共著)/中央経済社、「企業内人材育成入門」(共著)/ダイヤモンド社。

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