人材開発担当者はこのWebサイトをチェック!
2006.08.23
コーチングを知るサイト
北村士朗
熊本大学大学院 社会文化科学研究科 教授システム学専攻 准教授
※執筆時の情報をそのまま掲載していますので、一部リンクが繋がらない場合がございます。予めご了承ください。
書籍選択のコツは「Web渉猟」
前回は、「こころの病」を知るサイトをご紹介しました。今回は「人材開発の動向」、特に「コーチング」を概観できるサイトをご紹介します。
ここ数年、人材開発や人材育成の世界で最もブレイクした言葉のひとつに「コーチング」があります。今回はこの「コーチング」を取り上げてみました。
コーチングについては書籍も数多く出ています。たとえばアマゾンの和書で「ビジネス コーチング」というキーワードを使って検索すると、94冊の本にヒットしました。ちなみに「コーチング」で検索すると、282冊にヒットしますが、その中にはスポーツや子育てに関するものが多数ありました。
これだけたくさん書籍が出ていると、「どれから読んで良いかわからない」ということになりませんか? アマゾンの「売れている順番」の上位のものや、書店店頭で売れていそうな平積みの本から選ぶ、という手もありますが......。
そんなとき、事前にある程度Webで調べておいて、その上で本を選ぶという手を、筆者は良く使います。
まず関連するWebサイトをいくつか調べ、その事柄がだいたいどういうものなのか、今の話題はどのようなものか、必読書や話題の新刊は何かを調べ、それから書籍を購入するようにしています。
考えてみれば、以前であれば「本が出ていない(少ない)からWebで調べる」ということが多かったのですが、最近では「本が出ていても『まずWebで』調べる」というのが習慣化しているようです。
前置きはこのくらいにして、「(ビジネス)コーチング」を知るためのWebサイトを見ていきましょう。
ここ数年、人材開発や人材育成の世界で最もブレイクした言葉のひとつに「コーチング」があります。今回はこの「コーチング」を取り上げてみました。
コーチングについては書籍も数多く出ています。たとえばアマゾンの和書で「ビジネス コーチング」というキーワードを使って検索すると、94冊の本にヒットしました。ちなみに「コーチング」で検索すると、282冊にヒットしますが、その中にはスポーツや子育てに関するものが多数ありました。
これだけたくさん書籍が出ていると、「どれから読んで良いかわからない」ということになりませんか? アマゾンの「売れている順番」の上位のものや、書店店頭で売れていそうな平積みの本から選ぶ、という手もありますが......。
そんなとき、事前にある程度Webで調べておいて、その上で本を選ぶという手を、筆者は良く使います。
まず関連するWebサイトをいくつか調べ、その事柄がだいたいどういうものなのか、今の話題はどのようなものか、必読書や話題の新刊は何かを調べ、それから書籍を購入するようにしています。
考えてみれば、以前であれば「本が出ていない(少ない)からWebで調べる」ということが多かったのですが、最近では「本が出ていても『まずWebで』調べる」というのが習慣化しているようです。
前置きはこのくらいにして、「(ビジネス)コーチング」を知るためのWebサイトを見ていきましょう。
「そもそもコーチングとは?」を知るためのサイト
まず最初に見ていくのは、日本コーチ協会(http://www.coach.or.jp/)のWebサイトです。
日本コーチ協会は、コーチの健全な育成とコーチングの普及を目的としたNPOです。日本コーチ協会のWebサイトの左側のメニューにある「コーチングについて」にはとても有益な情報があふれています。
メニューを展開すると最初に出てくるのが、「コーチングについてのFAQ」です。このFAQには「1. コーチングとは?」「2. コーチの役割は?」「3. コーチングによってもたらされる成果は」といったように、コーチングというものについて必ずといって良いほど出てくる疑問(まさにFAQです)に対する答えがコンパクトにまとめられています。
また、その下にある「コーチの倫理規定」「コーチのコンピテンシー」にはプロフェッショナルなコーチとして守るべき倫理、満たすべきコンピテンシーが挙げられています。逆の立場、つまり読者の皆さんのようにコーチを依頼する側からすると、プロフェッショナルなコーチに何を求めるか、求められるかを知るためのものともなります。
また、「コーチのコンピテンシー」は社内でコーチを養成する場合や、管理職・マネージャーなどにコーチングスキルを身につけさせたり、コーチングの要素を管理職のコンピテンシーに盛り込む場合に、とても参考になると思われます。
日本コーチ協会は、コーチの健全な育成とコーチングの普及を目的としたNPOです。日本コーチ協会のWebサイトの左側のメニューにある「コーチングについて」にはとても有益な情報があふれています。
メニューを展開すると最初に出てくるのが、「コーチングについてのFAQ」です。このFAQには「1. コーチングとは?」「2. コーチの役割は?」「3. コーチングによってもたらされる成果は」といったように、コーチングというものについて必ずといって良いほど出てくる疑問(まさにFAQです)に対する答えがコンパクトにまとめられています。
また、その下にある「コーチの倫理規定」「コーチのコンピテンシー」にはプロフェッショナルなコーチとして守るべき倫理、満たすべきコンピテンシーが挙げられています。逆の立場、つまり読者の皆さんのようにコーチを依頼する側からすると、プロフェッショナルなコーチに何を求めるか、求められるかを知るためのものともなります。
また、「コーチのコンピテンシー」は社内でコーチを養成する場合や、管理職・マネージャーなどにコーチングスキルを身につけさせたり、コーチングの要素を管理職のコンピテンシーに盛り込む場合に、とても参考になると思われます。
「ビジネス現場でのコーチング」を知るためのサイト
コーチングの一般論の次に、部下指導をはじめとするビジネス現場でのコーチングについて見てみましょう。
まず、coach21(http://www.coach.co.jp/)のサイトを見ていきましょう。
coach21は早くからコーチングをビジネスとして取り上げた会社です。サイト上部の「コーチングとは」をクリックすると、とても豊富な情報にあふれたメニューが現れます。
大見出し「コーチングとは」の中にある「コーチング基礎知識」は、ビジネスシーンに沿った形でコーチングについて解説されています。職場のマネジメントといった視点で読んでも参考になるでしょう。
さらに、その次の大見出し「コーチングを活用する」では、現場のマネージャーがどのようにコーチングをしていけばよいかについて解説されています。特に「マネジメントに役立つ10のヒント集」には「新人マネジャーが陥りやすいミス」「聞くことのスキル」「人前で落ち着いて話す方法」「マネジメントに関する TOP10」といったように、マネージャーに役立つ情報満載になっています。
また、coach21のグループ会社であるcoachA(http://www.coacha.com/)のサイトでは、同社の実績・導入事例(http://www.coacha.com/cases/index.html)が掲載されています。
事例を見ながら、今、自社で抱えている問題や課題に対してコーチングが有効かどうか考えてみるのも良いでしょう。
また、googleで「ビジネス コーチング」というキーワードで検索したときに最上位に出てくる、「ビジネス・コーチング入門|コーチング実践会」(http://coach.client.jp/business/)も興味深いサイトです。
プロフェッショナルなコーチである杉本良明氏のサイトで、現場でコーチングをしている人の本音をかいま見ることができます。とてもわかりやすく書いてありますので、コーチングに取り組もうかな、と考えるマネージャーにとっては、肩の力を抜くのに良いかもしれません。
まず、coach21(http://www.coach.co.jp/)のサイトを見ていきましょう。
coach21は早くからコーチングをビジネスとして取り上げた会社です。サイト上部の「コーチングとは」をクリックすると、とても豊富な情報にあふれたメニューが現れます。
大見出し「コーチングとは」の中にある「コーチング基礎知識」は、ビジネスシーンに沿った形でコーチングについて解説されています。職場のマネジメントといった視点で読んでも参考になるでしょう。
さらに、その次の大見出し「コーチングを活用する」では、現場のマネージャーがどのようにコーチングをしていけばよいかについて解説されています。特に「マネジメントに役立つ10のヒント集」には「新人マネジャーが陥りやすいミス」「聞くことのスキル」「人前で落ち着いて話す方法」「マネジメントに関する TOP10」といったように、マネージャーに役立つ情報満載になっています。
また、coach21のグループ会社であるcoachA(http://www.coacha.com/)のサイトでは、同社の実績・導入事例(http://www.coacha.com/cases/index.html)が掲載されています。
事例を見ながら、今、自社で抱えている問題や課題に対してコーチングが有効かどうか考えてみるのも良いでしょう。
また、googleで「ビジネス コーチング」というキーワードで検索したときに最上位に出てくる、「ビジネス・コーチング入門|コーチング実践会」(http://coach.client.jp/business/)も興味深いサイトです。
プロフェッショナルなコーチである杉本良明氏のサイトで、現場でコーチングをしている人の本音をかいま見ることができます。とてもわかりやすく書いてありますので、コーチングに取り組もうかな、と考えるマネージャーにとっては、肩の力を抜くのに良いかもしれません。
コーチングとeラーニング
さて、コーチングのようなコミュニケーションスキルを身につける手段としては集合研修やOJTといった対面のものが中心になりますが、そこにeラーニングを活用するという選択肢を提示しているサイトを見つけましたので最後にご紹介しましょう。
一つは産能大です。産能大のeラーニング関係資料のダウンロードサイト(http://www.hj.sanno.ac.jp/elearning/download/)で「ビジネスコーチング~ブレンディング研修におけるeラーニングの活用~」という資料を見つけました。この資料ではeラーニングと集合研修を組み合わせたブレンディング研修について提案されています。社内でコーチング研修を展開する際の参考になるでしょう。
なお、同サイトではその他のeラーニング関係資料もダウンロード可能です。コーチングに限らずeラーニング導入や活用を考える上での参考にもなるでしょう。
また、日経BP社では「日経ビジネスの記事から学ぶビジネスコーチング」(http://www.nikkeibpm.co.jp/bc/)という「日経ビジネス」誌の購読とeラーニングを組み合わせたプログラムを提供しています。
「日経ビジネス」誌の購読で情報収集力を身につけるとともに、コーチングのビジネスシーンでの活用の実例を知り、eラーニングでビジネスコーチングの理論を身につけさせることを狙いとしているユニークなものです。
どちらもeラーニングとそれ以外(集合研修や雑誌購読)を組み合わせた「ブレンディング」になっています。「ブレンディング」(ブレンデッドラーニング、ハイブリッドラーニング、とも言われています)はeラーニングの効果的な用い方として注目されています。これらのサイトはその面でのヒントにもなるでしょう。
一つは産能大です。産能大のeラーニング関係資料のダウンロードサイト(http://www.hj.sanno.ac.jp/elearning/download/)で「ビジネスコーチング~ブレンディング研修におけるeラーニングの活用~」という資料を見つけました。この資料ではeラーニングと集合研修を組み合わせたブレンディング研修について提案されています。社内でコーチング研修を展開する際の参考になるでしょう。
なお、同サイトではその他のeラーニング関係資料もダウンロード可能です。コーチングに限らずeラーニング導入や活用を考える上での参考にもなるでしょう。
また、日経BP社では「日経ビジネスの記事から学ぶビジネスコーチング」(http://www.nikkeibpm.co.jp/bc/)という「日経ビジネス」誌の購読とeラーニングを組み合わせたプログラムを提供しています。
「日経ビジネス」誌の購読で情報収集力を身につけるとともに、コーチングのビジネスシーンでの活用の実例を知り、eラーニングでビジネスコーチングの理論を身につけさせることを狙いとしているユニークなものです。
どちらもeラーニングとそれ以外(集合研修や雑誌購読)を組み合わせた「ブレンディング」になっています。「ブレンディング」(ブレンデッドラーニング、ハイブリッドラーニング、とも言われています)はeラーニングの効果的な用い方として注目されています。これらのサイトはその面でのヒントにもなるでしょう。
コーチングの社内活用
コーチングはマネージャーの部下育成や職場の活性化、ひいては組織としてのパフォーマンス向上に不可欠なスキルとして扱われるようになってきました。
人材開発担当者としては、プロフェッショナルな会社や個人に依頼して、高度なコーチングやコーチングの研修・教育の展開を検討することも視野に納めると良いでしょうが、それ以上に、「コーチング(的な考え方)」を社内に普及し、日常的な部下指導や職場のコミュニケーション改善に用いてもらうことを考える必要があるでしょう。
その際に、今回取り上げたサイトのいくつかを社内でご紹介いただくだけでも、現場の「悩める管理職・先輩」のヒントになるのではないでしょうか? ぜひお試しください。
人材開発担当者としては、プロフェッショナルな会社や個人に依頼して、高度なコーチングやコーチングの研修・教育の展開を検討することも視野に納めると良いでしょうが、それ以上に、「コーチング(的な考え方)」を社内に普及し、日常的な部下指導や職場のコミュニケーション改善に用いてもらうことを考える必要があるでしょう。
その際に、今回取り上げたサイトのいくつかを社内でご紹介いただくだけでも、現場の「悩める管理職・先輩」のヒントになるのではないでしょうか? ぜひお試しください。
大手保険会社において、eラーニングや教材のデザイン・開発・インストラクター、ファシリテーター、企業内/社会人教育全般の調査研究などを担当。2005年8月に熊本大学に移籍し、eラーニングの専門家を育成する大学院の新設(2006年4月開講)に従事し、現在は同大学院で教員として企業内教育やインストラクショナル・デザイン、eラーニングに関する科目を担当している。著書に「ここからはじまる人材育成」(共著)/中央経済社、「企業内人材育成入門」(共著)/ダイヤモンド社。









