空前の大規模プロジェクト、その宴の後に来るものは
[2012年8月 1日]
IT業界にとって垂涎の大規模プロジェクトが近くスタートする。一つはみずほフィナンシャルグループによる勘定系システムの全面刷新、もう一つが政府系のマイナンバー(共通番号)のシステム構築だ。両システムとも2015年度に完成予定で、投資額はそれぞれ4000億円に膨らむとも言われる。クラウドへの移行期に“旧型の”超大型案件が登場するわけだが、ちょっと嫌な予感がする。
投稿者 東葛人 : 10:29
システムが海外に出ていく、国内にデータセンターは存続できるのか
[2012年6月21日]
はたしてデータセンター事業は、これからも日本国内で成り立ち得るのか。最近、そんな“悲鳴”をITベンダーの関係者から聞くことが多くなった。その原因は電力料金の値上げ。ユーザー企業も海外に情報システムを移すことに抵抗感をあまり持たなくなりつつあるから、国内のデータセンターから情報システムが海外に流出するというシナリオも現実味を帯び始めている。
投稿者 東葛人 : 10:43
ビジネスモデルづくりを怠った「もう一つの失われた10年」
[2012年5月 9日]
少し前だが、あるユーザー企業の経営トップがこうぼやいていた。「我が社のビジネスモデルをリファインするのにITは不可欠。それで、優秀なIT人材を採用したいのだが、求人に応募してくる人は、ものづくりが大好きな人ばかりだ」。この経営トップが欲しいIT人材は「ものづくりの人」ではなく、「ビジネスモデルづくりの人」なのだ。
投稿者 東葛人 : 07:48
ムダを最適化するSCMを提案してみてはどうか
[2012年4月12日]
東日本大震災やタイの大洪水で、多くの製造業が生産活動に支障を来たし、サプライチェーンの見直しを進めた。で、この間、ほとんどお呼びでなかったのが、ITベンダーのSCM(サプライチェーン管理)ソリューションだ。まあ、今回は「ムダの撲滅こそ正義」が否定されたのだから、その権化のSCMソリューションが相手にされなくても当然ではあるが。
投稿者 東葛人 : 14:54
システムの運用と保守は分離、そして開発と保守を一つにしよう
[2012年3月28日]
最近ようやく、情報システムの「運用」と「保守」を分離しようという発想が、ユーザー企業の間で広まってきた。従来は、システムの「開発」に対して、「運用・保守」といったように一絡げにしてきたが、実際には全く別種の仕事。この両者を明確に分離し、併せて「保守」を“やめる”ことが時代の要請であることに、皆が気付き始めたようだ。
投稿者 東葛人 : 07:00
「人としてやるべきこと」を優先したらBCPは機能しない
[2012年3月14日]
東日本大震災から1年、この間、BCP(事業継続計画)についても様々な検証が行われてきたが、まだ十分に検証されていない点がある。それは「人」に関わることである。情報システムであれば、データセンター内のシステムは無事、電力も確保したが、システム運用担当者はいずこ、という話だ。
投稿者 東葛人 : 16:59
ビッグデータは「2012年版のBI」、どう売り込むのか
[2012年3月 1日]
「ビッグデータ」は今、最も引きの強いキーワードだ。ユーザー企業のシステム担当者の関心も高いとあって、ITベンダーは続々とビッグデータソリューションなるものを発表している。ただし、企業経営者のビッグデータに対する印象はそんなに良くない。むしろ、直感的に胡散臭いと思う経営者が多いようだ。
投稿者 東葛人 : 16:15
日本企業に「真のグローバル」を語る外資、国産ベンダーに勝ち目はあるのか
[2012年2月15日]
今、多くのユーザー企業がアジア中心にグローバル展開を急ピッチで進めている。というわけで、日本のITベンダーも海外M&Aを含め事業のグローバル化を急いでいる。ところが、日本のベンダーには致命的な問題がある。グローバル化するユーザー企業はそれにふさわしい経営管理手法と情報システムを求めるが、日本のベンダーがソリューションを提示することは不可能なのだ。
投稿者 東葛人 : 13:35
改めてアップルに感心したこと、日本のPCメーカーに望むこと
[2012年1月11日]
私は生来のあまのじゃくなので、他人が褒めているものをめったに褒めないが、やはりアップルやスティーブ・ジョブズはさすがだと思う。もちろん、今さらiPhoneやiPadがすごいと言うつもりはない。感心してしまうのは、Macintoshのビジネスに干渉することなく、スマートフォンやタブレット端末のビジネスを創出したことである。
投稿者 東葛人 : 21:32
基幹系とは最も重要なシステムのはずだが
[2011年11月 8日]
最近、基幹系システムの話をすると、人により「基幹系」についての認識が異なり混乱することが多い。以前なら「基幹系ってERPのこと」でも済んだが、ERPなど既存の基幹系システムの適用範囲のほとんどは間接業務。ITの適用領域が直接業務や商品そのものに広がるにつれ、「間接業務が基幹業務なのか」という当然の疑問の声が上がる。基幹系システムの再定義が必要な時かもしれない。
投稿者 東葛人 : 07:46
基幹系の刷新を中断、仕切り直しする企業が増えている理由
[2011年10月26日]
最近、基幹系システムの刷新プロジェクトを一旦中止して仕切り直しするユーザー企業が増えているようだ。実際、私も続けざまに3社のそんな事例を聞いた。中止した理由は共通している。利用部門の要求を聞き過ぎたからだ。
投稿者 東葛人 : 09:36
iPadでフル機能のOfficeが使える日も近い?
[2011年10月12日]
iPadやAndroidタブレット端末でフル機能のOfficeが使えるようになる日は、いつ来るのか。もちろんマイクロソフト次第だが、そんなに先の話ではないかもしれない。クラウド時代になったことで、逆にクライアント側の重要性が再び高まっている昨今、皮肉なことにPCの重要性が急速に低下しているからだ。
投稿者 東葛人 : 12:21
Windows8に二つのUIが並存、秘めたる意味を考える
[2011年9月27日]
Windows8は従来型とスマホ型の二つのユーザーインタフェースを持つ。なるほど、と思った。マイクロソフト版のスマホインタフェースMetroが成功するかどうかは分からないが、よく考え抜かれた戦略だ。それと同時に、このWindows8が“情報開発”の時代から“情報活用”の時代への移行を象徴しているように思えてならない。
投稿者 東葛人 : 13:04
クラウドによるIT産業空洞化に対処できるのか
[2011年9月14日]
グローバル展開を強化しつつあるユーザー企業の話。最近は進出した現地に情報システムは置かず、すべて日本国内のデータセンターからプライベートクラウドの形で提供するという。日本のITベンダーからすると理想的パターンだ。なんせ従来なら外国で実施されたはずのIT投資まで日本国内に落ちる。これなら産業空洞化も怖くない。しかし残念ながら、このままでは済まないようだ。
投稿者 東葛人 : 06:29
経営者がERPやBIの必要性を実感する時
[2011年8月30日]
ある大企業の経営者の話を聞く機会があった。リーマン・ショックに伴う突然の市場の蒸発で、世界規模のリストラに迫られた時の話だ。リストラのためには全世界の生産拠点のパフォーマンスなどを知るための基礎データがいる。日本国内のデータはすぐに集まったが、海外のデータを集めるのには月単位の時間を費やした。会計システムが統一されていなかったからだ。
投稿者 東葛人 : 17:20
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