2010年11月 2日 07:30
【働き女子】外資証券会社を辞めてNGOへ
世界の子供たちの現状は、国際NGOワールドビジョンによると
約7,200万人の子どもが学校に通うことができません。防げる病気で亡くなる5歳以下の子どもは年間約880万人です。親をエイズで失った子どもは約1,500万人です。
それはとっても可哀想ね・・・(;;)と思うんだけど、目の前で泣く子供がいるわけじゃないから正直ピンとこない。だけど、こんなアイスマン(心の中がアイス)桜子と違って、子供たちを助けたい!と会社員生活から途上国支援に乗り出した女性がいる。 彼女がその人なり。
河原田 舞(Mai Kawaharada/ A working mother)
◆Profile
上智大学卒業後、外資系証券会社に入社。3年間勤務の後、2005年に特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン入団。海外事業部緊急人道支援課のスタッフとして、スマトラ沖地震被災地域復興援助のためインドに2年間、コンゴ民主共和国にも3カ月駐在するなど、災害・紛争などに対する緊急人道支援に従事している。現在は昨年生まれた赤ちゃんを抱えて働く、クリスチャン女性。
■舞さん、外資系企業の方がお給料が格段に良かったと思うんですけど・・・。よくNGOへ転職しましたね!
(笑)。確かにお給料は減りましたが、学生時代から途上国の子供を支援する活動に深い関心がありました。証券会社に勤めていた頃はその気持ちが薄れていましたが、親友からもらった一通の手紙がきっかけになって、本来やりたかったことを思い出したんです。
■へえーっ。どんな手紙ですか?
びっしりと手書きで、『舞の夢はどこへ行ったの?』と書かれていました。
それは昔からの私をよく知っていないと書けない内容でしたから、彼女の愛も伝わってきて、ワンワン泣きました。彼女がそれを手渡してくれたのは、彼女の挙式寸前だったので、周囲は結婚に感激して泣いていると誤解したようですが(笑)。
■ブログを拝見すると、ご友人は 『仕事もお金も大事。でも地上の宝をいくら積んでも永遠の目から見たらそれが何になるの?』とありましたね。『見ず知らずの人々を助けるには神様の愛が必要』ということですが、舞さんは神様を信じている?
そのときは違います。親友がそうでした。その手紙を頂いてから、私も教会へ時々いくようになって、半年後に『神様を信じる?』と聞かれたときに、はい、と。それから約半年後に会社を辞めて、ワールド・ビジョン・ジャパン(以下WVJ)の1年契約の仕事についたんです。
■よく辞めましたねえ・・・。
「絶対にここに入って働きたい!」と思ったんです。
入ったことは運命、というか神様のご計画だと思っています。
というのも、海外旅行の計画を事情があってキャンセルした時に、ちょうどWVJが求人中だったんです。もし自分がその時旅行に行っていたら、応募締切には間に合いませんでした。
■WVJの入団は倍率が高いそうですね。おまけに、今のセリフからすると選んだ道に後悔はない、年収が下がっても後悔はない、と。
後悔したことはないですよ。証券会社には3年勤め、退職はひっそり辞めて職場を去るんだろうなと思っていました。でも実際は、送別のパーティを開いて頂いたり、職場の先輩や同僚から温かい励ましの言葉をもらいました。自分が好きなことや、本当にやりたいことを見つけられたのは素晴らしいと、言ってくれた人もいました。
■今のお仕事はいかがですか?
入団してから約6年が経ちました。世界中の子どもたちや、人々、同じ志を持って過酷な状況のなかで働いている世界各国のWVスタッフとの出会いが、私の人生を豊かにしてくれています。キャリアだけではなく、人間として成長させてもらっていると感じています。支援を届ける側の私が、計り知れないほど多くの恵みを受け取っています。
■しかし現代の日本社会は特に女性のキャリア礼讃の風潮が非常に高い。舞さんからみてそれはどのように映りますか?
・・・そうですねえ。
■あんまりピンとこない感じみたいですねえ。
(しばし考えて)自分のキャリアを向上させていくこと自体は、決して悪いことではないと思います。でも、そのキャリアそのものが自分自身の価値に置き換えられてしまったり、キャリアを求めるあまり、自分にとって本質的に大切なものを見失ってしまうことがありますよね。ステイタス等の物質的なものに価値を置くと、失ったらどうしようという恐怖や不安がいつも付きまとうし、その幸福感もそういった物質的なものに価値を置くと、絶えず流動的です。
■ふん、ふん。なるほど。なんだか・・・舞さんは悩みもなさそうで、幸せな人生を送っているって感じですねえ。
いや、ありますよ~。
悩みはどんな人にもありますよ。それは絶対そうです(笑)。
■そうでしょうか・・・。
そうですよ。私も毎日試行錯誤しながら、育児と仕事を両立しようとしてますし。
■ではその強さの秘訣は?
うーん。絶対的に信じられるものを持っていること(=神様の存在)、その神様が『心配しなくていい』と言ってくださることですね。他人からどう思われようとも、絶対信じられる方が自分の生き方すべてを肯定してくれることは、本当に安心ですよね。
■確かに。自分の生き方に自信がなくても神様が〝今の生き方はキミに大正解だよ〟と天から花丸を押してくれたら、とっても安心して幸せな気持ちになるでしょうね。
『ああ、迷いだらけの人生だけど、これでいいんだ、これで良かったんだ』とホッとするでしょうね。本日はお忙しい中、インタビューにご協力頂き、大変ありがとうございました。(^^)/
Today's guest :Mai Kawaharada
with me! Special thanks to Minmin.
Profile

エッセイスト・インタビュアー
桜子
- 東京・杉並区出身。通信会社に勤務する傍ら、メルマガを書き始め、恐れを知らない素人の強みでインタビューを開始。思いがけず、錚々たる顔ぶれのリーダーが協力してくれ、ブログ開設、アスキーjpへの連載と続く。ふと気づけば、エッセイストとインタビュアーの草鞋をはく。社業以外に東奔西走する自分を温かく見守ってくれる読者、取引先、会社に支えられながら、運良く今日まで辿り着いた、人気ブロガー。
【web】http://sakurako.cc
【twitter】sakurako
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