2010年11月13日 00:30

渋谷ナンパとバカヤロウ

土曜日、渋谷マークシティを出ようとしたところで、私の斜め後ろにいたと思しき男性が、すすすっと寄ってきた。

「あの・・・お茶しませんか?」

2度あることは3度あるの通り、これで3回目だ。
私はまたもや「ありがとうございます」と間抜けなお礼を言ってしまったあと、頭を横に振ってノーサインをした。

すると今度の人は、「結婚していますか?」と尋ねてきて、

いいえ、と答えたら、「名刺だけでも・・・」と言ってきた。

私は以前、レオン課長に「名刺もらった?」と聞かれた言葉を思い出し、
ネタ的にも頂戴しようかなと考えた。
(3回目になり私に若干の余裕が生まれた。。。)


すると相手は、「僕は飲食店を数店舗経営して・・」と仰ったので、
私はその人の顔を初めて見た。

そうか、経営者。やっぱりお金を持っているというアピールかしら・・・?


今時は、こう言えば女性がついて来るんだろうなあ、と思いつつも、
「すみません、私、人見知りが激しいんで(←大ウソ)」
と失礼した。


その後、待合せしていた人にその話をしたら、
「やっぱり、それは新手の研修なんじゃない?」と笑われた。

それで、その夜。
渋谷からの帰り道。22時半頃、家路に向かっていたら、右側の道路から歩いてくるサラリーマン風の男性と一瞬、目が合った。

私はそのとき考え事をして腕組みしながら、シマウマ柄のバックをかけていたから、生意気に見えたのかもしれない。

すれ違い様、男性が憎憎しげに「バカヤロウ!」と言った。


なぜこの人にこんなことを言われなくてはならないか、全く理解できなかったが、咄嗟に身の危険を感じた。その人が振り返ってきて私を刺さないとは限らない。
こういう時代である。


息を殺して身を固くしながら、声に気づかないフリをした。
心臓はドキドキした。


結局、襲われなかったが、渋谷の行きと帰りに天国と地獄をみたようだった。

見知らぬ人にはご用心である。

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エッセイスト・インタビュアー

桜子

東京・杉並区出身。通信会社に勤務する傍ら、メルマガを書き始め、恐れを知らない素人の強みでインタビューを開始。思いがけず、錚々たる顔ぶれのリーダーが協力してくれ、ブログ開設、アスキーjpへの連載と続く。ふと気づけば、エッセイストとインタビュアーの草鞋をはく。社業以外に東奔西走する自分を温かく見守ってくれる読者、取引先、会社に支えられながら、運良く今日まで辿り着いた、人気ブロガー。
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